信じ続けることで、
偶然みたいな奇跡があった。
1800年代後半〜1900年代のエクアドルは、最高級のカカオ“Nacional”の生産に力を入れていた。
フローラルでフルーティーな独特のアロマを持ち、希少品種であったことから、ヨーロッパのチョコレートメーカーがこぞって使用し、エクアドルは世界一のカカオ大国だった。
しかし100年ほど前、エクアドルを襲った2つの風土病によって、そのカカオは絶滅する。
ところが、2007年、 Nacionalと全く同じDNAを持つカカオが、突然ペルーの山奥の小さな村で発見され大事件となった。
green bean to bar CHOCOLATEの代表、安達建之は、幻のカカオの謎を解くためペルーへと向かう。
Nacionalを守りたい人、使いたい人、一儲けしたい人…。幻のカカオは、一体どこにあったのか?
南米からアフリカまで赴き、制作に4年の歳月をかけた長編ドキュメンタリーがいよいよ公開。
出演
安達建之、クロエ・ドゥートレ・ルーセル ほか
ペルーで、100年前に絶滅したはずのカカオが見つかった。
偶然の発見だったけれど、そこには、静かに続けてきた人たちの時間があった。
最初はカカオを追っていたはずが、気づけば人間を追いかけていた。
出会った声、そこにある現実は、すぐには変わらない。
それでも、人はちゃんと見ている。うまくいかない日々の中にも、偶然みたいな奇跡は、確かにある。
これは、本当にあった奇跡の物語です。
映画の主題となる、幻のカカオを使用したチョコレート。
口の中でクリームのように溶け、ハーブ、ドライフルーツ、ナッツ、土といった、ユニークなアロマを楽しむことができます。味わいもカカオの数奇な運命も、思わず語りたくなる1枚です。
Fortunato No.4 / ¥2,100(税込)
前作となるドキュメンタリー映画。
いったい、世界で一番美味しいチョコレートは、どうやって作られているのだろう?
友人から偶然もらった一枚の「ビーン・トゥ・バー・チョコレート」が、ひとりの日本人の運命と世界を大きく変えた。甘いだけじゃないチョコレートの世界を描いたドキュメンタリー。
世界8ヶ国を独自取材し、コーヒーやクラフト、スポーツ、ネイチャーの一次情報だけを集めた、100ページを超えるカルチャーマガジン。『The Taste of Nature 2』の舞台裏もご紹介。
UNCOLORED MAGAZINE / ¥1,320(税込)