2025年秋 公開 予告編を観る

INTRODUCTION

信じ続けることで、
偶然みたいな奇跡があった。

1800年代後半〜1900年代のエクアドルは、最高級のカカオ“Nacional”の生産に力を入れていた。
フローラルでフルーティーな独特のアロマを持ち、希少品種であったことから、ヨーロッパのチョコレートメーカーがこぞって使用し、エクアドルは世界一のカカオ大国だった。
しかし100年ほど前、エクアドルを襲った2つの風土病によって、そのカカオは絶滅する。

ところが、2007年、 Nacionalと全く同じDNAを持つカカオが、突然ペルーの山奥の小さな村で発見され大事件となった。
green bean to bar CHOCOLATEの代表、安達建之は、幻のカカオの謎を解くためペルーへと向かう。
Nacionalを守りたい人、使いたい人、一儲けしたい人…。幻のカカオは、一体どこにあったのか?
南米からアフリカまで赴き、制作に4年の歳月をかけた長編ドキュメンタリーがいよいよ公開。

出演
安達建之、クロエ・ドゥートレ・ルーセル ほか

COMMENT

監督
安達 建之

ペルーで、100年前に絶滅したはずのカカオが見つかった。
偶然の発見だったけれど、そこには、静かに続けてきた人たちの時間があった。
最初はカカオを追っていたはずが、気づけば人間を追いかけていた。
出会った声、そこにある現実は、すぐには変わらない。
それでも、人はちゃんと見ている。うまくいかない日々の中にも、偶然みたいな奇跡は、確かにある。
これは、本当にあった奇跡の物語です。

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